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ホームコラム>年間ベスト2005


The Best 10 Albums of 2005

No.1



BLOOD STAIN CHILD / IDOLATOR

この作品がHR/HM史に残る作品になるとは思わない。ただ、曲が良かったし、オリジナリティもそれなりにあって、なおかつ管理人個人の「期待値」を大きく上回る作品を出してきたのはこのバンドだけだった。日本のバンドである、ってのもポイント。

 


No.2



TRIVIUM / ASCENDANCY

アメリカにメタルを復活させるのはこいつらかもしれない、メタルコアと呼ばれるバンドの中で最もピュア・メタル指数が高い期待の若手。第2のMETALLICAになれそうなポテンシャル。

 

No.3



KAMELOT / THE BLACK HALO

本年最もアーティスティックな意味で印象深かったアルバム。全編を包む神秘的なムード作りが素晴らしい。

 

No.4



陰陽座 / 臥龍點睛

楽曲のバラエティが豊かになり、良くも悪くも「薄く」なったのは賛否両論かもしれないが、基本的には日本のロックが好きな僕は楽しめた。

 

No.5



PRIMAL FEAR / SEVEN SEALS

このバンドがここまでの作品を作り出すとは正直想定外。21世紀に体現された究極の正統派ヘヴィ・メタル。

 

No.6



NOCTURNALRITES / GRAND ILLUSION

これぞメロディックなヘヴィ・メタルの王道。もはや風格さえ感じさせます。

 

No.7



ALLEN-LANDE / THE BATTLE

ヨルン・ランデとラッセル・アレンという実績のある実力派シンガーの共演が話題となったが、本作の主役は何と言ってもマグナス・カールソンの作曲能力。楽曲のクオリティはピカイチでした。

 

No.8



DRAGONFORCE / INHUMAN RAMPAGE

ヘヴィ・メタルの快感要素だけを純粋培養・濃縮還元して抽出したかのようなサウンド。全曲同じに聴こえるのは全曲焦点が1つだから。これは「潔さ」である。

 

No.9



SECRET SPHERE / HEART & ANGER

疾走感復活。相変わらず絶品の劇的なオーケストレーションが素晴らしい、個人的にツボな音。

 

No.10



BLOODBOUND/ NOSFERATU

IRON MAIDENタイプの正統派メタル・サウンド。魅惑のツイン・リードとオマージュ(笑)が満載。

 


The Best 10 Tunes of 2005

No.1 Enigmatic Mission / PAGAN'S MIND
  SFプログレ・メタル? 宇宙的なスケール感あふれるサビが最高。

No.2 Still Alive / NOCTURNAL RITES
  今後代表曲と呼ばれるであろう、メロディック・メタルのなんたるかを高らかに歌い上げる熱きキラー・チューン。

No.3 A Gunshot To The Head Of Trepidation / TRIVIUM
  大活躍のツイン・リードと、ライヴで盛り上がれ、と言わんばかりのギター・ソロ後のOiOiパートが最高にクール。

No.4 March Of Mephisto/ KAMELOT
  彼らの「王道」ではないが、楽曲全体から放たれる邪悪なオーラにシビれた。

No.5 Like Light To The Flies / TRIVIUM
  今どきアメリカでは珍しい「後追いコーラス」がたまらなく物哀しくて酔える。

No.6 Judas At The Opera / EDGUY
  こんな強力な曲をしれっとEPのB面曲にできてしまうトビアス・サメットの楽曲創造力に感服。

No.7 Black In The Burn / MASTERPLAN
  今年聴いた大作系の楽曲の白眉。6:33〜あたりからのパートが最高に高揚する。

No.8 Behind The Moon / BLOODBOUND
 

ギター・ソロのツイン・リードが絶品。ギャロップ・ビートのメイデニック・チューン。


No.9 The Darkest Nights / AS I LAY DYING
  こういうメロウでキャッチーな曲をいっぱいやってくれるなら、メタルコアも悪くない。

No.10 Rollercoaster / PRIMAL FEAR
  「Evil Spell」も名曲だが、このノリノリ感はなかなかクセになる。

 


2005年を振り返って


ベスト・アルバムといいベスト・チューンといい、狙ってんじゃないの、ってくらいマイナーなもの(ファンの方ごめんなさい)を選んでしまいました。アルバムに関してはたしかに「狙っている」面もあることは認めるものの、チューンに関しては本当にこの曲が今年リリースされた曲で一番中毒リピート率が高かった曲である。

今年はこのサイトが本格的に稼動し始めた年であり、このサイトのコンテンツを充実させるために今までにないほど新譜を多く購入した年である。そうしてかなりの新譜を聴いたものの、個人的には今年はだいぶ不作の年だったという印象が強い。それは個人的に好きな叙情系メロディック・スピード・メタルにこれといった作品がなかったことや、個人的に期待を寄せていたアルバムが必ずしもその期待に応えるものではなかったことが原因である。

しかし、世界的に見ると、明らかにメタルには追い風が吹き始めている。ここ数年、欧州および南米ではメタル熱が高まっている、ということはよく伝えられていたが、ついにアメリカにおいても、メタルからの影響アリアリな「メタルコア」バンドの人気がさらに加速。それらのバンドはIRON MAIDEN等からの影響も素直に認め、自分たちの音を「メタル」と見做している。HMの原産地でありながら、長らくメタル不毛の地となっていたイギリスでも、BULLET FOR MY VALENTINEなど、メタル色濃厚なバンドが話題を集め、その余波はなんとDRAGONFORCEにまで及ぶ勢いだ。

日本においても若干状況が変化しつつあり、「LOVE METAL」を標榜するフィンランドのHIMが欧州全域における圧倒的な人気を背景にアメリカ&日本デビュー、なんと日本ではHR/HMバンドには無縁な音楽イベントと思われていたSUMMER SONICへの出演も果たした。その上なんと、あれだけメタルを毛嫌いしていた「ROCKIN' ON」までが彼らを取り上げ、しかも同誌はなんとCHILDREN OF BODOMの新譜レビューまで掲載したのである。数年前であれば考えられないことだ。

そんな変化の風のなか、まるでタイムカプセルの中で眠っているかのように変わらないのが、日本におけるHR/HMマーケットである。日本における唯一に近いHR/HM専門メディアであるBURRN!誌が90年代以降に登場したアーティストをほとんどプッシュしてこなかったせいで、日本におけるHR/HMは「80年代に青春を過ごしたオヤジの音楽」になってしまいつつある。今や日本のHR/HMマーケットは静かに老衰死に向かっていると言っても過言ではない。今後の「ROCKIN' ON」誌等の展開によっては、これまでのHR/HMファンとは隔絶した「新しい」メタル・マーケットが誕生し、現在HR/HMとして認識されている音楽は、現在のジャズのような存在になってしまいかねない、と真剣に危惧するほどである。

という、私のように比較的オーソドックスなHR/HMを好む人間にとっては、明るいのか暗いのか、判断のつけづらい年ではあった。しかし実の所、僕は別にHR/HMでメシを食っているわけではないので、シーン全体の動き云々は割とどうでもよくて、個人的にハマれるアルバムがきちんとコンスタントに出てくれれば何の文句もなかったりするのだが。


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