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ホームコラム>年間ベスト2002


The Best 10 Albums of 2002

No.1



SENTENCED / THE COLD WHITE LIGHT

とにかく楽曲のクオリティが並じゃない。バンドの個性を全く殺すことなく、全曲フックに満ちた名曲が揃った名盤。正直ここまでのアルバムを作れるバンドだとは思っていませんでした。完敗です


No.2



RHAPSODY / POWER OF THE DRAGONFLAME

壮大な「エメラルド・サーガ」の最終章を飾るに相応しい、ドラマティックな充実作


No.3



DARK MOOR / THE GATES OF OBLIVION

やや明朗さが増したとはいえ、依然クサいメロディの波状攻撃によって好き者のツボを突きまくった快作

 

No.4



陰陽座 / 煌神羅刹

メジャー・デビューに相応しい完成度を呈示した、全てのHR/HMファンに薦められる和風メタル(ジャパメタに非ず)の傑作

 

No.5



LORDI / GET HEAVY

とにかく楽曲のクオリティがハンパない。異形のモンスターたちによって繰り広げられる極上にキャッチーなポップ・チューンの宴へようこそ。

 

No.6



IN FLAMES / REROUTE TO REMAIN

サウンドの革新性、楽曲の完成度など、純粋に音楽的な面だけ見ればベスト・アルバムに選出してもいいくらいだが、イエスパーの「あの」リードが殆ど聴かれないのがデビュー当時からのファンにとってはやや残念。

 

No.7



LUCA TURILLI / PROPHET OF THE LAST ECLIPSE

コズミックなサウンドの導入という新要素の導入も何のその、不変のドラマティック・ワールドによってその才能をあらためて証明したソロ第2弾

 

No.8



LAST TRIBE / WITCH DANCE

強力なリズム・セクションを得て、才人マグナス・カールソン(G)の才能が発揮された名盤。プログレッシヴながらキャッチー、正統的に見えて個性的なサウンドはもっと評価されていい。

 

No.9



AVANTASIA / METAL OPERA PART 2


よりメタル「オペラ」らしくなった第2部。明快なドラマティックさが美味しい、トビアス・サメットの才能全開のアルバム。今回も参加ゲストは豪華。

 

No.10



SUPREAM MAJESTY / TALES FROM TRAGIC KINGDOM

古き良き北欧メタルの香りをダイレクトに感じさせる、胸高鳴るサウンドに満ちた傑作デビュー・アルバム。ほのかに香るポップ・フィーリングがまたいい感じ。

 


The Best 10 Tunes of 2002

No.1 Cross My Heart And Hope To Die / SENTENCED
  この激情の盛り上がりを聴かせるサビにはいつ聴いても胸を締めつけられる。絶望音楽万歳

No.2 Strike Like Thunder / SUPREAM MAJESTY
  とにかくイントロのファンファーレで昇天。ツイン・リードのハモりも最高

No.3 Only Human / AT VANCE
  リフ、Aメロ、Bメロ、そしてコーラスにギター・ソロ、非の打ち所なきHR/HMアンセム

No.4 Hearts On Fire / HAMMERFALL
  「キャッチーなヘヴィ・メタル」のお手本というべき完成度の高い曲。メタメタしいPVも最高でした

No.5 Broken Alliance / REQUIEM
  アルバム中でこの曲だけが突出していた。もしVoが好みだったらベスト3に入ったはず

No.6 The Pride Of The Tyrant / RHAPSODY
  劇的この上ない盛り上がりを聴かせるサビに辿り着くたびに鳥肌が立ちます

No.7 The Charge / CELESTY
  高揚感に満ちたキーボードのフレーズが心を鼓舞する、疾走感あふれる名曲

No.8 Hidden / WARMEN
  キンバリーのワイルドな歌唱が映えるロックン・ロール風味のHR/HMチューン。理屈抜きでカッコいい!

No.9 Daydreaming / WIZARDS
  悲哀をたたえつつ幻想的な名曲。

No.10 Beauty Has Come/ KOTIPELTO
  ティモ・コティペルトはこういう切ないバラードを歌わせたら天下一品。染みるねえ。

 


2002年を振り返って


2002年は、メタル新世紀の到来を感じさせる名盤ラッシュの年だった昨年の勢いをそのまま引き継ぎ、クオリティの高いアルバムが数多く発表された年だった。

中でも特筆すべきは、登場するアルバム全体に質の底上げが感じられることである。ちょっと前までは、ヨーロピアン・インディのアルバムといえば、大半はショボショボのプロダクションによる劣悪なサウンド、そしてプロの手によるものとも思えないダサダサのアートワーク、というのが当たり前だった。しかし、ヨーロピアン・メタルが商業的成功を収めることが可能になった結果、レーベルが個々のアルバムにかけられる予算が増し、デビュー間もない新人バンドでさえ、パッと見一線級のバンドに引けを取らないクオリティの「商品」を発表するようになった。

ただ、作品の平均的な質が向上したのに対し、「これは!」というニューカマーが登場しなかったために、一年を振り返ってのインパクトは昨年ほどではなかった、というのも正直な所。平均点が著しく上がっている昨今、頭ひとつ飛びぬけたクオリティを示すのは容易なことではないが、それができるバンドにこそHR/HMの未来を託すことができる、というのもまた事実。メタルの復興をヨーロッパ・ローカルのものに終わらせないよう、革命的なニューカマー、圧倒的なアルバムの登場を来年は期待したい。


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