IN FLAMES | ||
SIREN CHARMS |
82
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サイレン・チャームズ (2014) |
メジャーの「Sony」移籍第一弾となる通算11作目のフル・アルバム。これまで使用してきた地元イエテボリのIF STUDIOではなく(売却してしまったらしい)、かつてデヴィッド・ボウイやイギー・ポップ、DEPECHE MODE、KILLING JOKEやU2などが使用してきたベルリンの名門スタジオ、「Hansa Studios」でレコーディングされている。基本的には前々作・前作の流れを汲む独自のスタイル(欧米では大まかに「オルタナティブ・メタル」として括られているが、恐らく彼らと似たスタイルのバンドは他にいない)を突き詰めており、これまで以上に「メタルらしさ」は減退し、より「歌」と「ムード」を重視した、使われているスタジオの印象もあってか年配の人間には「ニューウェイブっぽい」と感じられる独自のサウンドが展開されている。時にU2のボノをすら想起させるほどエモーショナルさを増したアンダース・フリーデンのヴォーカルをアンサンブルの中心に据えたそのサウンドには、どこか心の琴線に触れてくるような不思議なメランコリーがあるが、一方でかつてのメロデス時代のような快感・カタルシスはない。かつての姿にこだわる限り不満を禁じ得ないだろうが、そういうファンは彼らを切り捨てるべきだし、彼らからも切り捨てられていると考えるべきだろう。 |
IN FLAMES | ||
SOUND OF A PLAYGROUND FADING |
85
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サウンズ・オブ・ア・プレイグラウンド・フェイディング (2011) |
09年のツアーを最後に、バンドの創設者であり、音楽的な中心人物と見られていたイエスパー・ストロムブラード(G)が脱退。かつてバンドのサポートを務めたことがあるニコラス・エンゲリン(ENGEL)を後任に迎えて制作された通算11作目のフル・アルバム。ここ数作においてはアンダース・フリーデン(Vo)とビヨーン・イエロッテ(G)を中心としたソングライティングが主だっただけに、イエスパー脱退の影響というものはほとんど感じられず、むしろ単純に前作との比較においては「良くなった」とさえ思える作品だ。ヘヴィなのに浮遊感がある独特なサウンド、「COME CLARITY」以降格段に表現力を増してきたアンダースの、もはや「歌唱」と呼んでいいだろうヴォーカルが描き出すメランコリックなサウンドは、恐らく彼らが前作で描きたかった世界観を表現することに成功していると思われる。典型的なメタルとは距離のあるサウンドだが、ヘヴィながらキャッチーなリフ・ワークや、イエスパーの遺した遺伝子と思われるメロディックなリード・ギターのフレーズが随所で冴え渡り、私のようなメタル者の琴線にも触れてくる。これが彼らが「CLAYMAN」以降常に試行錯誤してきた「IN FLAMES流ヘヴィ・ロック」の完成型なのかどうかはわからないが、不思議な中毒性のあるサウンドだ。しかし彼らほど充分に成功しているバンドの音楽がどうしてこれほどまでにペシミスティックなのか…。 |
IN FLAMES | ||
A SENSE OF PURPOSE |
83
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ア・センス・オブ・パーパス (2008) |
前作「COME CLARITY」で完成させた、生っぽいのに整合感のある独特のサウンドを継承しつつ、若干エッジを削って攻撃性を抑えた分、聴きやすさは増している。この聴きやすさは「REROUTE TO REMAIN」に通じ、気持ちよくノれる歯切れの良いリズムと、メリハリのきいたリフ・ワークによって、全体的にキャッチーな楽曲が揃っているあたりは「CLAYMAN」に通じると言えなくもない。「ヴァースでスクリームして、コーラスでクリーン・ヴォイス、ってお決まりのパターンにはうんざりした」というアンダース・フリーデンのVoは、かつて自身が提示したともいえるその方法論から脱却すべく本作では「スクリーム自体にメロディ感を持たせる」というアプローチを試みているが、もともとシンガーとしての天分には疑問がある人なので、その成果については賛否両論かも。個人的にはデス系のVoに多くを望んでいないので、声自体が軟弱な分、初心者にも聴きやすくていいんじゃないの、と思うことにする。随所に印象的なメロディが配され、相変わらずヘヴィなサウンドをキャッチーに聴かせる手腕においては卓越したセンスを感じさせるものの、8分に及ぶポスト・ロック風のメロウさが異彩を放つ#8を除き、個々の楽曲のキャラ立ちという点で前作に及んでいない感も。心地よく聴けるキャッチーなアルバムだが、個人的にはもう少し彼ら最大の美点である「慟哭」が欲しかったかな。アートワークについては、コンセプトはいいがアウトプットが最悪。 |
IN FLAMES | ||
COME CLARITY |
88
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カム・クラリティ (2006) |
本作の前評判は、「リード・ギターのメロディがたっぷりの、過去の彼らを思わせる作風」というもので、BURRN!誌のレビューもすこぶる良かったため、非常に大きな期待をもって臨んだが、正直最初は肩透かしを喰った思いだった。#1の激烈なリフといい、#2のうねるリフといい、そして何よりギターのサウンドと楽曲の持つリズムが、前々作以来のモダンなスタイルのものだったからだ。たしかに前作に比べるとリード・ギターのメロディの量は大幅に増量されているが、それにしたってかつて「イエスパー節」と呼ばれた北欧民謡直系の叙情性を帯びたものではない。しかしどうだろう、通勤中にボーッと聴いているうちに、次第に本作の音世界にハマっている自分に気付いたではないか。そう、以前とスタイルこそ異なるものの、ここには僕が彼らの音楽に求める「慟哭」が確実に存在している。従来はリード・ギターのハーモニーによってのみ表現されていたその感情が、現在はVoによっても表現され、より有機的な激情として聴き手に迫ってくる。正直アンダース(Vo)のことを僕は「Voの力量が不要な音楽性のバンドで売れてしまったためにカン違いしたドレッド野郎」とバカにしていたが、ここにきて表現力が格段に向上してきたことを認めざるを得ない。スウェーデンの著名な女性シンガーを起用した#4や、泣きのギター・ソロが染みるバラードの#6、SLAYERばりの#7、メロスピ的とすら感じられる明快な#12など印象深い曲は多いが、その他の曲も激烈な中に何ともいえない哀感の込められた佳曲揃いである。初回特典の全曲スタジオ演奏(当てぶり)DVDはMETALLICAのパロディだそうで。 |
IN FLAMES | ||
SOUNDTRACK TO YOUR ESCAPE |
78
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サウンドトラック・トゥ・ユア・エスケイプ (2004) |
僕にとってメタルのアルバムとは常に本作のタイトルである「逃避のためのサウンドトラック」なのだが、本作は必ずしも良質の逃避を与えてくれるとは言い難い。前作の浮遊感のある空間処理や、スケール感のあるメジャー・コードのコーラスなどに対して「軟弱」という声が多かったことに対する反動か、本作はかなりヘヴィなサウンドが支配的である。そのことをして「原点回帰」などと評する声もあったが、単純にKeyによる装飾とキャッチーなコーラスを控えめにしてヘヴィさを前面に出しただけで、あのイエスパー節が復活したわけではない。特に頭2曲のブルータルさはさながらSLIPKNOTを思わせるほどで、正直僕のように伝統的なHR/HMを愛する人間にはかなりつらい作風である。その後はキャッチーなコーラスや、メロディアスなギターのフレーズなども所々に顔を出すものの、基本的にはヘヴィにうねるリフにかき消され、曲として印象に残るものは少ない。ブルータルな音圧は過去最高だが、「COLONY」や「CLAYMAN」の方がはるかにカタルシスがあった…。ちなみに僕が持っているのは韓国盤で、ソウル公演の模様を収めたDVDとの2枚組仕様。全員白いツナギ?に身を包んでいるのが何ともカッコ悪いが、プレイは悪くないし、何より血の気の多い韓国の若者たちの熱狂的なノリは、妙におとなしい日本のオーディエンスをやや苦々しく思っている身としては羨ましくさえある。 |
IN FLAMES | ||
REROUTE TO REMAIN |
87
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リルート・トゥ・リメイン (2002) |
本作はNU METALと呼ばれるアメリカのヘヴィ・ロック・バンド群に近づいた(ように聴こえる)サウンドで、古参のファンの間で問題作として物議を醸したアルバムである。音程感の少ないヘヴィなリフ、ドレッド・ヘアになったアンダース・フリーデンのリズミックなシャウトは時にラップ調に響くことさえある。そして何より、これまでIN FLAMESのトレードマークと思われていた叙情的なリード・ギターのフレーズがほとんど聴かれない。前々作あたりからデジタル・エフェクトの使い方などによってモダンなサウンドへ接近は図られていたが、ここまで一気に進化(?)が加速するとさながら別のバンドである。前作がアメリカのアンダーグラウンド・シーンでも好評を博し、SLAYERのサポート・アクトに抜擢、本作のツアーもSLIPKNOTのツアーに同行が決定、といった状況もあって本格的にアメリカ攻略に出たのであろうが、何ともドラスティックな変化である。個人的にはヘヴィながらアトモスフェリックなKeyのアレンジといい、コーラスの空間的なエフェクトといい、ヘヴィな中にも不思議な浮遊感と開放感を感じさせる個性的かつ魅力的なサウンドだと思うし、単純に楽曲もいい。優れた作品であることは間違いないし、個人的にも好きな音なのだが、正直従来の「イエスパー節」への未練も断ちがたいというのも本音。従来のサウンドでアメリカを攻略してこそ意味があると思うのだが…。 |
IN FLAMES | ||
CLAYMAN |
89
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クレイマン (2000) |
ジャケットは酷いが、内容は相変わらず最高。ドラマティックなイントロとギター・ソロがオープニングを飾るに相応しい#1、攻撃的にうねるリフと、普通声によるコーラスのコントラストが印象的な#2、ミドル・テンポながら妙にグルーヴィーでライヴ映えする#3はメランコリックなKeyのリフレインがキャッチーで、シングルに選ばれたのも納得の佳曲。ギター・ソロのドラマティックさに悶絶する#4、静かでメランコリックなヴァースから一転盛り上がるサビのバックで流れるギターのドラマティックなメロディがたまらなく泣ける#5、ブルータルに押しまくる#6もカッコいい。そしてバラード的な#7を挟んで始まる#8から#10までのフック満載な3曲の流れはとりわけ強力で、本作のハイライトと呼んでいいだろう。エフェクトやループの使い方など、前作の洗練を一層押し進めた本作は、アメリカCMJチャート(カレッジ・チャート)のヘヴィ・ロック部門でなんと年間1位を獲得し、この後活発化するヨーロッパの新世代メタル・バンドのアメリカ進出に先鞭をつけた記念碑的な作品となった。ボーナス・トラックである#12は同郷スウェーデンのメロコア・バンドNO FUN AT ALLのカヴァー。MILLENCOLINとか、北欧のメロコアは個人的にも好きだったので、そのセンスにニヤリって感じ。 |
IN FLAMES | ||
COLONY |
90
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コロニー (1999) |
これまで彼らを応援してきた誰しもが、1曲目「Embody The Invisible」のイントロを耳にした瞬間、「キター!」と思ったのではないだろうか。サウンドはさらに洗練を増し、前作まで感じられた曲構成上の問題もすっかり解消され、極限まで研ぎ澄まされたそのサウンドは、まさにメロディック・デス・メタルの究極型と呼ぶに相応しい完成度。特筆すべきは、これまでリード・ギターのメロディにばかり耳が行きがちだったが、本来HR/HMの生命線というべきリフが格段にカッコよくなったこと。脱退したグレン・ユングストローム(G)に替わって、前作までドラマーだったビヨーン・イエロッテがギタリストにチェンジした結果、新たにDrに迎えられたダニエル・スヴェンソンのドラムがまた非常にいいグルーヴを放っており、サウンドのダイナミズムの向上に大きく貢献している。本作ではかなり「普通声」が目立つようになったアンダース・フリーデンのVoを僕はあまり高く評価していないが、ゲスト参加したキー・マルセロ(元EUROPE)が絶品のギター・ソロを聴かせる#7「Coerced Coexistence」のイントロにおける「ジェア!」というシャウトは彼のベスト・パフォーマンスだと思います(笑)。どの曲も最高にカッコいいが、それだけにファースト収録曲「Behind Space」の再録は疑問。名曲ながら、本作の曲に比べてどうしてもアンダーグラウンド臭を感じてしまうこの曲を収録したことでマイナス1点です。 |
IN FLAMES | ||
WHORACLE |
86
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ホラクル〜堕落の神告 (1997) |
バンド・ロゴが従来のいかにもデス・メタル的な禍々しいものからシンプルなデザインに変更され、ジャケットのアート・ワークも、ヨーロピアン・メタル業界における巨匠、アンドレアス・マーシャルによるイラストになり(前作「THE JESTER RACE」もNuclear Blastからの再発盤はアンドレアス・マーシャルのものに差し替わっている)、飛躍的にメジャー感を増した3作目。予算が増えたのか、ファーストの頃から関わっているフレドリック・ノルドストロムがようやくツボを心得てきたのか、音質の向上によってマイナー臭が洗練され、整合感を増した結果、前作まで色濃かったアンダーグラウンドなムードが薄れ、スケール感さえ感じさせる音になっている。なんともクセになるGのフレーズが曲を引っ張る#5「The Hive」、そして90年代の「The Number Of The Beast」と呼ぶべき(?)#9「Episode 666」という2大名曲を中心に煽情的なメロディを備えた楽曲が揃っており、メロディック・デスのみならず、正統派メタルのファンにもオススメできる仕上がり。前作のレビューでも指摘した曲の盛り上げ不足というか、淡白に終わってしまう曲構成の問題は完全に払拭されてはいないが、北欧民謡やワルツの要素を感じさせる叙情的なメロディの充実は、その欠点を補って余りある。 |
IN FLAMES | ||
THE JESTER RACE |
82
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ジェスター・レース (1995) |
前作EP収録の名曲「Stand Ablaze」がメロディック・デス・メタル・ファンの間で大評判となり、飛躍的に向上した注目度の中リリースされたセカンド・アルバム。本作より長いこと安定しなかったフロントマンの座にアンダース・フリーデンが加入し、よりバンドらしくまとまった作品になっている。基本的には前作の延長線上にある、イエスパー・ストロムブラード(G)の紡ぐ絶品リード・ギターを中心に展開されるメロディック・デス・メタル・サウンドで、リリース当時いろいろな所で指摘されていたように、楽曲の終わり方が妙に淡白で、もうひと盛り上げほしいと感じられる部分はあるものの、やはりそのメロディ・センスは他の同系統のバンドに比べて頭ひとつ抜けている。イエスパーの父がトラッド・フォークの・ミュージシャンであるということが影響しているのか、特に北欧トラッドの要素を感じさせる哀愁が美味しい。正直前作ほどのインパクトは感じなかったものの、リリース当時、BURRN!誌のインタビューで、そのメロディ・センスに関してHELLOWEENやBLIND GUARDIAN等のいわゆる「ジャーマン・メタル」バンドとの類似点を指摘された際、「ドイツのパワー・メタル・バンドは俺たちがこれまで聴いてきた音楽の中で最も良いものだ。多大な影響を受けているよ」と答えていたのを目にして、同じルーツを持つ者として(?)無条件で応援してやりたい気持ちになりましたね(笑)。 |
IN FLAMES | ||
SUBTERRANEAN |
78
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サブタレーニアン (1994) |
「LUNAR STRAIN」に続いて発表され、当初日本では同作の日本盤ボーナスとして収録されていたEP。当時まだメンバーが不安定だったため、「LUNAR STRAIN」とはVoとDrが変わっており、Voはヘンケ・Fが歌っており、Drは1、2曲目は後にARCH ENEMYに加入するダニエル・アーランドソンが、3、5曲目とMETALLICAのカヴァーである「Eye Of The Beholder」は後にDARK TRANCHULLITYに加入するアンダース・ジヴァープがプレイするという変則的な体制である(4曲目はアコースティック・ギターのみによるインスト)。全体的な音楽性としては「LUNAR STRAIN」よりむしろ次作「THE JESTER RACE」に近く、印象的なリード・ギターのメロディを主軸にした典型的なイエテボリ・スタイルのメロディック・デス・メタル・サウンドがほぼ完成している。中でも#1「Stand Ablaze」のメロディは絶品で、発表当時BURRN!誌の前田記者が誌面上で大絶賛したこともあり、初期の名曲として知られるようになった。ただ、ヘンケ・Fの書いた歌詞が他のメンバーは気に入らなかったらしく、本作の曲はライヴではあまりプレイされておらず、再発盤には歌詞も掲載されていない。04年のリマスター再発盤には後にDEMENTION ZEROのVoとなるヨッケ・ゴスベルグが歌う次作「THE JESTER RACE」収録曲のプロトタイプ(「THE JESTER RACE」の日本盤ボーナスだった音源)や、IRON MAIDENの「Murder In The Rue Morgue」のカヴァーが追加されている。 |
IN FLAMES | ||
LUNAR STRAIN |
85
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ルナー・ストレイン (1994) |
AMORPHIS、SENTENCED、EDGE OF SANITYといったバンドの登場によって注目を集めつつあった北欧メロディック・デス・メタル・シーンの中から登場した、IN FLAMESのデビュー・アルバム。その後、このジャンルの代表格として認知されていった彼らだけに、楽曲を貫くメロディアスなコードの流れ、そして随所に登場するリード・ギターのフレーズ、どれも(当時としては)非常に大胆かつクオリティが高く、「掟破り」「反則」などと形容されることもしばしばだった。結果として僕のように、デス・メタルになじめない軟弱なリスナーでさえ容易にハマることができたわけだが、本作の特徴はまずアコースティック・サウンドの大胆な導入だろう。アルバム冒頭を飾る名曲「Behind Space」の、楽曲の盛り上がりが最高潮に達した瞬間、物悲しいアコースティック・ギター・パートに切り替わる急転直下の展開には当時度肝を抜かれたものだ。組曲形式の#5〜#6の流れも、第1部がヘヴィなメロデスであるのに対し、なんと第2部はアコースティック・ギターをバックに女性シンガーが物悲しいメロディを切々と歌うだけの曲で、デス・メタルどころか、メタル、いや、ロックですらない。しかもストリングスのみによって演奏されるスウェディッシュ・トラッドまで収録されており、当時「デス・メタルと民謡が一枚のアルバムに収められているなんて、えらく極端なコントラストだなあ」と何故か妙に感心した記憶がある。そういった意味ではまさしく衝撃的な一枚で、荒削りな部分を残しつつも、非常に印象深い作品である。なお、本作でVoをとっているのはDARK TRANQULLITYのミカエル・スタンネ。 |
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