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HIGHLORD
BREATH OF ETERNITY
80
ブレス・オブ・エタニティ (2002)

前作で一躍クサメタル・マニア注目の存在となったHIGHLORDのサード・アルバム。Voが同じレーベルに所属するDESDEMONAのアンドレア・マルチシオに交代しているが、基本的に前任のヴァッセと同じ、艶のある品のいいハイ・トーンなので、特に違和感はない。Keyは前作にも増してキラキラとフィーチュアされ、プロダクションや演奏力も着実に改善されている。本作リリースに伴い、日本のクサメタル・マニアたちの案内によってアーティスト本人がなんと「2ちゃんねる」のメロディック・スピード・メタル・スレッドに降臨するという離れ業を披露した瞬間を私は目撃しました(笑)。そういった精力的なプロモーション(?)の甲斐もなく、さほど盛り上がらなかったのは疾走感が減り、曲展開が複雑になってややプログレ・メタル寄りになった音楽性のためでしょうか。日本盤ボーナス・トラックはなんとアニメ「聖闘士星矢」の主題歌だった、ジャパニーズ・メタル・バンドMAKE UPの「ペガサス幻想」のカヴァー(英詞)。元々メタルな曲だけにハマっているが、今回もボーナス・トラックであるこの曲だけ音質が極端に悪い。一緒に録れよ(苦笑)。なんでもバンドの中心人物であるステファノ(G)は日本のアニメのファンらしいが…言われてみれば#9「The Phoenix's Fire」だの、サックスや女声コーラスなども使用した幻想的なバラード#10「Moonlight Romance」なんて曲名はオタク趣味全開だな(苦笑)。

HIGHLORD
WHEN THE AURORA FALLS...
79
ウェン・ジ・オーロラ・フォールズ (2001)

イタリア北部の都市トリノ出身の5人組。シンフォニックなキーボードをフィーチュアしたメロディックなパワー・メタルをプレイしており、本作はセカンド・アルバム。2001年はメロディック・パワー・メタルが豊作で、ファン層も広がり、マニアックなバンドが次々と浮上した年だったが、本作もこの年マニアの話題を集めた一枚。前作はあまりにもアマチュア臭く、とてもアルバムを通して聴いていられなかったが、本作ではだいぶ成長が感じられ、マニアに騒がれるのも納得の仕上がり。正直New Sinスタジオ録音ならではのきめ細かさに欠けるプロダクションや、かなり甘さの残る演奏力が手放しで褒めるのを躊躇させるが、SKYLARKあたりに通じる優美なクサいメロディがキラキラしたキーボードに包まれながら疾走していくのを聴くと、思わず頬が緩むのも事実。#3「Frozen Heaven」のコーラスや、#5「All I Want」の疾走感、クサいメロディが高速で展開していく#7「Perpetual Fury」の高揚感などはかなり好印象。特に#9の9分に及ぶ大作「Tears Of Darkness」のサビのコーラスなんてマジで胸が熱くなった。このコーラスを聴いた瞬間80点台をつけようかと思ったが、この演奏&サウンドでそりゃサギだな、と思い止まることにした(笑)。日本盤ボーナス・トラックは前作で比較的マシだった2曲の再録音源ですが、スタジオ・ライヴなのか、本編以上に酷い音で、妙な遊びも入っているので、まあオマケですね。このB級な魅力、良くも悪しくもこの時期のイタリアン・メタルを象徴する作品のひとつと言えよう。

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