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HELLFUELED
BORN II ROCK
82
ボーン・トゥ・ロック (2005)

2作目にして、1曲目に「Over The Mountain」を彷彿させるイントロを持つ「Can't Get Enough」を持ってきたのは恐らく確信犯。前作が欧州で結構成功した結果か、アルバム全体から怪しいアンダーグラウンドなムードを醸し出していた前作に比して洗練され、アメリカのバンド? と思ってしまうような堂々とした風格が感じられるようになった。ジャケットやメンバー・ショットも垢抜けている。とはいえ基本的には「ザック・ワイルド在籍時のOZZY OSBOURNE」的な音楽性は変わらず、オジーそっくりのVoと、ザックそっくりのGによるコンビネーションが楽しめる。ただ、キャッチーな#3「Look Out」や、叙情的な間奏部を巧みに織り込んだ#4「Friend」、北欧のバンドらしいウエットなメロディを聴かせる#6「Old」、疾走感あふれる#8「On The Run」など、より普遍的なHR/HMの魅力に満ちた楽曲を聴くと、あまりにオジー・オズボーンなVoの資質がかえってバンドの可能性を狭めているような気もしてくる。小ぎれいなお涙頂戴路線に走りがちな北欧のバンドの中にあって、あくまでギター・リフをメインに骨太なHMサウンドを創り出してくるこういったバンドは貴重だし、こういった音楽の方がより幅広いHR/HMファンに支持されると思うのだが、このままでは単なるOZZY OSBOURNEのパロディ・バンドで終わってしまいかねないのがちょっと心配である。

HELLFUELED
VOLUME ONE
83
ヴォリューム・ワン (2004)

Voの声がオジー・オズボーンにそっくりなことで話題となったHELLFUELEDのデビュー・アルバム。わはは、たしかにソックリだ。ついでにギタリストのプレイはザック・ワイルドにそっくりで、彼の弾くヘヴィで攻撃的なリフ・ワークをメインに組み立てられた楽曲は、とても北欧のバンドとは思えないほど骨太。Voのスタイルに合わせた結果であろうが、楽曲の方向性も基本的にはOZZY OSBOURNEっぽい。しかし、そこは現代のバンドだけあってパワー・メタリックともいえるようなアグレッションを備えており、いわゆる疾走チューンこそないものの、ホラー映画仕立てのビデオ・クリップも秀逸な#2「Midnight Lady」を筆頭にアグレッシヴで勢いのある曲が揃っており、ダレずに聴ける。しかしこのバンド、オジー本人に聴かせたら何て言うんだろうなあ…。案外、「私はこんな変な声じゃない」なんて言ったりしてね(笑)。

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