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GALNELYUS
VETELGYUS
85
ベテルギウス (2014)

昨年、デビュー10周年を記念して制作されたセルフ・カヴァー・アルバム、「THE IRONHEARTED FLAG Vol.1: REGENERATION SIDE」と「THE IRONHEARTED FLAG Vol.2: REFORMATION SIDE」を挟んでリリースされた通算9作目となるオリジナル・アルバム。クラシカルかつ勇壮なイントロ#1からスピード・ナンバー#2への流れで従来通りの路線かと思いきや、聴き進むとそうでもない。これまで使わなかったようなKeyサウンドが使われていたり、シングルとなったバラード#8がこれまでになくJ-POP寄りだったり、続く#9もこのバンドとしては最大級にモダンでポップ(と言っても「イマドキ」ではないが)な仕上がりだったりと、楽曲スタイルやアレンジの面でこれまで以上に幅を広げており、彼らの作品中で最も「歌モノ」色が強い。タイトル曲をあえて8分を超すインスト・ナンバーにしているのは「歌モノに日和った」という印象を打ち消すためかと穿った見方をしてしまうほどだが、むろん全体として「メロディック&テクニカル」という彼らの基本線を大きく逸脱するものではない。楽曲自体は相変わらず濃密に構築されており、歌モノ色が強いとはいえ全体としては充分勢いもあるが、哀愁が減退してやや明るくおおらかな雰囲気が全体を通して感じられるのが個人的な嗜好と乖離してしまったことを告白せざるを得ない。あと、歌重視の路線に接近するのであれば潔くもう少し楽曲をコンパクトにするべきだったのではないかという気も。

GALNELYUS
ANGEL OF SALVATION
87
エンジェル・オブ・サルヴェイション (2012)

企画EP「絆」を挟みつつ、前作フル「PHENIX RISING」から1年と、コンスタントなペースでリリースされた8作目のアルバム。制作期間が長かったとは思えないにもかかわらず、一聴して彼ららしい魅力に溢れた力作であることが伝わる仕上がりで、このバンドのクリエイティビティの高さには毎度舌を巻かざるをえない。Syu(G)のもうひとつのバンドであるSPINAL CODEで聴かれるSyuのデス・ヴォイス(もどき)がフィーチュアされた劇的なイントロ#1から、久々の「Flag」チューンである#2「The Promised Flag」の流れで、そのタイトル通りファンの満足は約束されたようなもの。アニメ「HUNTER×HUNTER」のタイアップ曲である先行シングル#6「Hunting For Your Dream」を筆頭にキャッチーな要素を押さえつつ、攻撃的なパートではしっかりエッジを立て、プログレッシヴなエッセンスも鼻につかない程度に活かされており、ソロ・パートの充実も含め、バンドとしての成熟と安定感を感じる。一方でタイトル曲である#9は15分近くに及ぶ、クラシカルな要素が際立つドラマティックな大作であるなど、新しいことに挑戦する姿勢も忘れておらず、それが単なるチャレンジではなくアルバムのハイライトになっているのだから素晴らしい。どこかで聴いたようなフレーズや展開にも安っぽいパクリ臭は皆無で、もはや大物の風格を感じさせる充実のアルバムに仕上がっている。

GALNERYUS
絆 FIST OF THE BLUE SKY
79
KIZUNA フィスト・オブ・ザ・ブルー・スカイ (2012)

『ぱちんこ CR蒼天の拳』タイアップソングである#1をリーダー・トラックとし、過去の楽曲のリメイク2曲、新曲2曲、そしてVoの小野正利がソロ名義で歌った、アニメ『HUNTER×HUNTER』のオープニングテーマ「depurture!」の英語バージョンを収めた企画盤。彼らの楽曲は尺の長いものが多いので、ミニアルバムと銘打っているものの、収録時間はトータル40分にも及び、聴き応えは充分。「終わりなき、この詩」はVoの資質の違いか、オリジナルよりもやや爽やかな印象。一方「Whisper In The Red Sky」のリメイクである#3「Across The Rainbow」は、曲名(当然歌詞も)が変わっているだけあって、結構変わっていて、私のように原曲に思い入れがある人は違和感があるかも。新曲のうち#4はスケール感のあるAORといった感じの楽曲で、キャッチーな中にほのかに滲む哀愁がイイ感じ。8分半を超える#5は「PHEONIX RISING」に収録されていてもおかしくない濃厚な「ガルネリ節」で、コアなファンにとっては一番聴き応えがあるだろう。肝心の表題曲については、メロディアスでキャッチーな日本語詞の楽曲で、詞のテーマといい、このバンドとしては個性を失わない範囲で最大限売れ線を狙った曲だろうとは思う。ただ、彼らのこの手の楽曲はHR/HMファンには充分キャッチーに響くと思うが、一般人にとってポップな曲に聴こえるかどうかは微妙かもしれない。

GALNERYUS
PHOENIX RISING
87
フェニックス・ライジング (2011)

小野正利加入後の第2弾となる通算7作目のフル・アルバム。ゲーム音楽かTURISASか、という大仰なイントロ#1に続いて、強烈な2バス連打の上で超絶技巧が炸裂する#2のイントロを聴いた時点でファンならガッツポーズだろう。続く先行公開された#3はアニソンを思わせるキャッチーな曲だが、そういう曲でもテクニカルな要素はしっかり入れ込んでくる。前作に比べプログレッシヴでテクニカルな要素が増し、特に間奏パートにおいてはプログレ・メタルかと思うほど密度の高い演奏の応酬を聴くことができる。1曲を通して疾走する曲はほぼ皆無だが、前のめりな演奏の勢いは充分で、Keyのアレンジやクワイアなど、シンフォニックな装飾もこれまで以上にゴージャスと、彼らに「メロディック・パワー・メタル」を求める向きにも納得の仕上がりだろう。劇的なバラードから、ライヴで映えそうなノリのいい曲、そしてゲイリー・ムーアを彷彿させるブルージーな泣きを発散するラストのタイトル曲まで、各曲の個性はかつてないほど明確で、それでいてどの曲も一聴して彼らとわかる熱いメロディ・センスが息づいているのが素晴らしい。個人的にはもう少しシンプルでコンパクトな曲も用意した方がリスナーの間口が広がるのではないかと思うが、この過剰なまでのドラマ性とテクニックを全ての楽曲に注入することを自らのアイデンティティだと見做しているのだろう。まさに「ガルネリ全部入り」といった感じの、聴き応えのある一枚だ。

GALNERYUS
RESURRECTION
88
リザレクション (2010)

Syu(G)と並ぶバンドの二枚看板の一人だったVoのYAMA-Bが「目指すものの違い」によって脱退、後任にかつて「You're The Only…」の大ヒットを持つ紅白出場経験歌手である小野正利を迎えて発表する「復活(Resurrection)」の一枚。なお、BもTAKAなる人物に交代している。英詞の曲と日本語詞の曲が混在し、随所に歌謡曲的なメロディが聴かれるあたりは4th「ONE FOR ALL-ALL FOR ONE」に通じるが、序曲#1から強力な疾走チューン#2、#3が続けざまに繰り出されるあたりは2nd「ADVANCE TO THE FALL」を思わせる。アルバム全体としても拡散志向だったここ数作に比して「疾走感」に重点が置かれている感があり、そういう意味でも彼らのカタログ中最も「メロスピ色」の強かったセカンドとの共通点を感じる。ただ、これはSyu自身の志向の変化か、小野正利の前任者にくらべて爽やかな声質・歌い回しのためか2ndほどにはクラシカルなクサさを発散せず、前述したようにむしろ歌謡曲的なメロディに響くため、その辺りは好き嫌いを分けるかも。前任者と違って高音域でも細くならないSHOこと小野正利のVoはやはり強力で、歌唱力の面では明らかに強化されている。ただ、そのVoをフィーチュアした結果か、単純に音作りのせいか、演奏がこれまでより抑え気味に聴こえるが、トータルとしてのまとまりの良さは歴代随一かも。

GALNERYUS
REINCARNATION
83
リーンカーネーション (2008)

BURRN!誌でのインタビューでSyu(G)が語っていた「歌がめちゃくちゃキャッチーで、演奏パートがめちゃくちゃ充実しているのがGALNERYUSの音楽だ」という言葉通りの「GALNERYUSの音楽」が体現されている5枚目のフル・アルバム。Syu(G)のギターも、ここ数作のマイケル・シェンカー、もしくはウリ・ジョン・ロートへの傾倒と思しきプレイが板についてきた感じで、プレイから貫禄めいたものが伝わってくるし、プログレ・メタルとメロディック・パワー・メタルを掛け合わせたようなサウンドも高い完成度を示している。そういう意味でバンドとしては円熟してきた感があり、ついにサナギが孵化したか、という感慨もある一方、個人的にはこういう蝶が孵化するとは思っていなかったというか(笑)、ちょっとプログレ・メタル度が高すぎて(スラッシュ・リフやブラスト・ビートの導入も、単なるアグレッションの増強というよりは楽曲のプログレッシヴ化を志向した結果だろう)イマイチ気持ちよくなれない。本人たちが言うとおりメロディがキャッチーなのでとりあえず聴けるが、6分以上の楽曲をメインに12曲も聴かされるとちょっと胃にもたれる。前作に引き続き12曲中4曲が日本語詞で、特に今回は冒頭1曲目から日本語であるが、どうせ邦楽リスナーに媚びる(?)なら、先行シングルとしてダウンロード限定でリリースされた#4のような、どキャッチーな曲がもっとあったほうがいいかも。確かに成長しているが、「三部作」時代のほうがオタク心を刺激したような気もするのは、明るいギターのフレーズが増えたせい? とりあえずバンド・ロゴとメンバーの衣装は垢抜けた。

GALNERYUS
ALSATIA/CAUSE DISARRAY
75
アルサティア/コーズ・ディサレイ

シングルなのでブログでサラッとレビューしようかと思ったけど、本作はいわゆる「先行シングル」ではなく、収録されている4曲はどれもアルバムに入らないとオフィシャルサイトのブログでプロデューサーの久武氏が言っていたので、ひとつの「作品」として捉えることにします。本盤はスカパーのアニメ専門チャンネルAT-Xの10周年記念アニメ『ムネモシュネの娘たち』のオープニングテーマ#1とエンディングテーマ#4をフィーチュアした「両A面」シングル。その#1はこのシングルに先立って発売されたDVDの特典シングルにも収録されていたようだが、私は未聴だったので、一瞬CDを間違えたかと思ってしまった。というのもアメリカのヘヴィ・ロックを思わせるリフにエフェクトのかかったVoと、およそ「らしくない」曲で、唐突に大仰なサビがなければ彼らだと気付かないような楽曲だったから。まあ、このコントラストは先入観を持たずに聴けば「面白い」と思えなくもないが、古参のファンにとっては賛否両論では。YUHKI(Key)作の#2はKeyがさりげなく(?)目立っているちょっとプログレッシヴでいてキャッチーな曲。#3は後期聖飢魔IIにも通じる大仰な日本語詞のメタル・ナンバーで、曲調的には一番これまでの彼らのイメージに近いか。「Rising Force」みたいなDrで始まる#4はLUNA SEAっぽい雰囲気もあるキャッチーな曲で、こちらも日本語詞。どの曲もまずまずで、ファンなら買いですが、個人的にはどの曲もちょっと冗長に感じたので、「邦楽」としてブレイクするにはもう少しシェイプアップが必要かも。

GALNERYUS
ONE FOR ALL-ALL FOR ONE
86
ワン・フォー・オール‐オール・フォー・ワン (2007)

前作でデビュー以来の「三部作」を完結させたGALNERYUSの新作は、先行して発表された日本語詞の楽曲で予感させた「変化」のアルバムとなった。そのことは、デビュー以来のメンバーであったTSUI(B)の脱退、メンバーの衣装のさらなるカジュアル化の進行というレコード会社(あるいはマネージメント)の思惑を勘繰りたくなるビジュアルイメージの変化や、アートワークに三部作を彩った天野喜孝ではない人物を起用したという事実に端的に現れている。序曲的な#1に続くオープニング・ナンバーに「New Legend」という曲名を与えたのも、この曲で新加入のYU-TO(B)にソロを弾かせたのも意図的なものだろう。一方で、その曲が一番GALNERYUSに求められるメロディック・スピード・メタル的なサウンドを体現し、いわば従来のファンへの「保証」となっているというのも、あざといが巧妙。全体としてメロディックなヘヴィ・メタルという基本線は守りつつ、楽曲のバラエティは過去最高で、#10のような複雑極まりない楽曲を小難しい印象を与えることなくカッコよく聴かせてしまうセンスは見事というほかなく、どの曲にも小技とフックが利いていて飽きさせない。先行シングル#5にはDEEP PURPLE風のKeyソロが新たに加えられている。Syuのギターは、ここしばらく彼のマイブームらしいマイケル・シェンカー、あるいはウリ・ジョン・ロートを意識したと思しきワウの多用がいささか煩わしくもあるが、リフ・ワークはヘヴィさを増しつつ印象的なフレーズも多く、若者を楽器屋に走らせる魅力を感じさせる。クサさが減退したことや、日本語詞の導入などは賛否両論かもしれないが、前作に不足していた日本のロックならではの「愛嬌」を回復し、普遍性を増したこの方向性を「ひと皮剥けた」と前向きに受け止めたい。

GALNERYUS
BEYOND THE END OF DESPAIR...
86
ビヨンド・ジ・エンド・オブ・ディスペアー… (2006)

個人的に前作は「やり過ぎ」だと思っていた。メロディはクサ過ぎるし、ギター・ソロは弾き過ぎ。結果として良くも悪しくもかなり「濃い」作品となり、気軽に聴くにはやや重い印象があった。しかし、本作では、今まで身につけていた妙な「コスチューム」が(真っ黒とはいえ)カジュアルなものに変化したことに象徴されるように、程よく肩の力が抜けた仕上がりになっている。とはいえ、決してソフトになったわけではなく、NOCTURNAL RITESの近作などを手掛けたスウェーデンのサウンド・プロダクション・チーム「SHEP」によってミックスダウン&マスタリングされたサウンドはこれまで以上に引き締まり、「本格派」のムードを醸し出している。Voが中音域中心で歌うようになった(若干「作った」歌声っぽいのは気になるが…)こともサウンドの印象を逞しくしている。お約束のイントロ#1から#2、#3と疾走チューンが立て続き、力強いミドルの#4、そしてまた勢いのある#5、キャッチーな#6、そしてバンド史上最もヘヴィな#7から、疾走と見せかけてプログレ・メタル調の#8、泣きのバラード#9、そしてPVも制作されたキャッチーさと攻撃性のバランスが絶妙な#10(なんとなくX JAPANの「Rusty Nail」を思い出した)、そして再度疾走チューン#11を叩きつけた後、物悲しい余韻を残す、アナログ風のアウトロ#12で幕を閉じるアルバム構成もよく練られている。着実なスケールアップを感じる一枚だが、個人的にはもう少しメロディ等に日本のバンドならではの「愛嬌」があってもよかったかな、と思ったり。

GALNERYUS
ADVANCE TO THE FALL
86
アドバンス・トゥ・ザ・フォール (2005)

前作の優れた出来と、久々に現れた華のある若きギター・ヒーロー、Syuへの注目によって今最も期待されるジャパニーズ・メタル・バンドの地位を獲得した彼ら待望のセカンド・アルバム。本作ではサウンドの密度・緊張感が飛躍的にアップし、研ぎ澄まされた音の塊が確かな成長を感じさせてくれる。「ま、MALICE MIZER…?」と思ってしまったヴィジュアル系ちっくなイントロを持つ#2「Silent Revelation」から#3「Ancient Rage」という疾走チューン2連発で、前作を高く評価したメロスピ・ファンたちは一発ノックアウトでしょう。全体的に勢いのある曲が多く、楽曲は全体的に長めながら、ダレることなく聴きとおせる。哀愁度も上がり、プログレ風味も鼻につかない程度にうまく導入したセンスはまさに見事で、相変わらず他のどのバンドにも似ていない、独自のサウンドを築き上げている。楽曲・演奏的には完全に「世界レベル」に達したこの音楽のネックは残念ながらVo。YAMA-Bは優れたメロディ・センスを持っているし、魅力的な声の持ち主で個人的には好きなのだが、正直ここまでバックの音圧が上がり、パワー・メタル然とした音像となってくると、声の細さが際立って聴こえてしまうのも否定できないところ。YAMA-Bの個性が生きるのは前作のようなバラエティ感のある作品かも。一方Syuのギターは前作にも増しての弾きまくりで、技術のキレ、泣きのトーン共に素晴らしいものを聴かせてくれる。ちなみに初回限定版オンリーのボーナス・トラックもカッコいい疾走チューンで、初回盤を買えなかった方はお気の毒。

GALNERYUS
THE FLAG OF PUNISHMENT
87
ザ・フラッグ・オブ・パニッシュメント (2003)

新世代ジャパニーズ・メタルの未来を担うべき大器、GALNERYUSのデビュー・アルバム。ギターのSyuがアニメタルに参加しているので、いずれVAPからデビューするだろうと読んではいたが、まさかいきなりメジャーからのリリースになるとは驚き。アートワークはなんと天野喜孝。期待が窺われますね〜。そして、内容もその期待に応える高品質な内容に仕上がっている。疾走チューンからキャッチーな曲、泣きのギターが冴えるインストまで、全曲平均点を余裕でクリア。ただ、僕のようにインディーズ時代から彼らの全音源に耳を通してきている人間にとっては、既知のマテリアルが多い(テイクは異なるが)のがちょっと物足りなさを感じさせられる。同人音楽という極めて閉鎖的なシーンからメジャー進出を果たした恐らく最初の人間と思われるYAMA-Bのヴォーカルは、本来マイケル・スウィートとマイク・ヴェセーラを足して2で割ったような歌声なのが、本作ではダニエル・ハイメン(LOST HORIZON)を意識したとしか思えない、力んだガナり寸前の歌いまわしを多用しており、これが気になる人は気になるかも。僕も当初気になったクチですが、しばらく聴き込むうちにむしろ快感に(笑)。各方面で絶賛されているSyuのギターも本作の聴き所。とにかく、いわゆる典型的な「メロスピ」とも「ネオクラ」とも異なる個性をこのデビュー作の時点で既に確立しているのは凄い。舶来のバンドの物真似や縮小再生産にならず、かといって歌謡曲になることもない、こんな日本のバンドはLOUDNESS以来かも。日本のメタル・シーンに変革をもたらしてくれるのでは、という期待を込めてこの点数。

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