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CELESTY
LEGACY OF HATE
77
レガシー・オブ・ヘイト (2004)

前作が、荒削りながらも印象的なメロディと蒼い疾走感によって好印象だったCELESTYのセカンド・アルバム。今回はドラマティックなコンセプト・アルバムであり、前作で問題だったVoが交代したと聞いて、期待を膨らませて聴いたのだが…。残念ながら正直期待外れでした。まず、その新しいVoが、AXENSTARのマグナス・ウインターワイルドを思わせる煮え切らない歌唱を聴かせるタイプで、全くバンドのランク・アップに貢献していないのが問題。それから、前作でも曲調の端々から感じられたRHAPSODYへの憧憬が今回いっそう顕著になり、シンフォニックなアレンジとクワイア風のコーラスが全編を彩っているのだが、これがまたショボい。ハッキリ言って、充分な予算のないバンドがシンフォニック・メタルをやろうとするのはかなり厳しい。アレンジのチープさばかりが耳について、痛々しいことこの上ない。その上、Voに技術とリズム感が不足しているために、クワイア風のコーラスから妙に浮き上がって違和感を増幅させている。サウンド全体を見れば、相変わらず疾走度は高いし、メロディのセンスも悪くないのだが、正直今回は悪いところばかりが耳についてしまった感じ。Keyのフレージングが相変わらず煽情的なのが救いかな。#6にゲスト参加したリチャード・アンダーソンの手癖まみれの無意味な速弾きなんか聴かされるくらいなら、彼のプレイをもっと聴きたいな。

CELESTY
REIGN OF ELEMENTS
85
レイン・オブ・エレメンツ (2002)

前年に公開されていたデモがマニアの間で評判になっていた期待の新鋭、CELESTYのデビュー・アルバム。そのデモに収録されているバージョンに入っていた、シャキーン!(抜刀の音)「チャアァァァジ(突撃)!」という赤面するほどカッコいいSEが入っていないのがちょっと淋しいが、#1のイントロに続く#2「The Charge」はその激烈な疾走感、Keyによる印象的なファンファーレによって聴き手に強いインパクトを与える名曲。その他の楽曲も、若さに任せた(メンバーの平均年齢は20歳そこそこ)強烈な疾走感と、勇壮かつ哀愁に満ちたメロディに胸躍る楽曲揃い。特に、やや一本調子になりがちな楽曲に印象的なフックをもたらしているKeyのセンスは絶賛に値する。唯一の欠点はVoがカイ・ハンセンにそっくりで、声質、歌唱力の両面においてこの素晴らしい楽曲の足を引っ張っていること。もしこれでヴォーカルが素晴らしかったらSONATA ARCTICA並みの成功を望めるのに…。とはいえ、まさに「蒼い疾走感」の継承者として、ポストSONATA ARCTICAの最右翼にいるバンドといえるだろう。正直まだまだ荒削りですが、勢いを買って点数は甘めに。

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