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ARTHEMIS
GOLDEN DAWN
68
ゴールデン・ドーン (2003)

ジャケットのアートワークはいいねえ。雪山風景好きなワタシ的にはツボです。こうなると内容にもジャケット並の麗しさを期待したい所だったのですが…その期待は見事に裏切られました。とりあえずサウンド・プロダクションやシンガーの歌唱力など、スペック面では確実な進歩を見せているし、前作に比べて楽曲の構成が練り込まれ、前作収録曲の大半が5分以上だったのに比べ、本作の楽曲は全曲(ボーナス・トラック除く)が4分台にシェイプ・アップされ、楽曲がコンパクトにまとまっているのは好印象。しかし、明るさとラフさを増した歌メロは、正直哀愁叙情派の私にはかなり厳しい。前作の時点でイタリアのバンドにしては珍しい、スラッシュ的とさえ感じられる乾いたフィーリングをもったバンドだったが、本作ではさらにメロディから叙情性が失われたこともあって、いっそう無味乾燥な印象が強まっている。しかもボーナス・トラックがKISSの「Love Gun」って…。少なくとも日本のイタリアン・メタル・ファンが望んでいる音楽はこういう音じゃないと思うなあ…。

ARTHEMIS
THE DAMNED SHIP
75
ザ・ダムド・シップ (2001)

このバンドが出てきたときには「やられた!」と思いましたね。何がって、バンド名ですよ。「アルテミス」。ギリシャ神話における月の処女神の名前。これこそ、私がティーンエイジャーのとき、いつかヴィジュアル系メロディック・スピード・メタル・バンドを組んだら付けようと思っていた名前(恥死)。まさかそんな恥ずかしい感性の人間が現実に、それもイタリアに実在したとは…(笑)。そんなどうでもいいことはさておき、肝心の内容であるが、彼らの日本デビュー作となる本作は、通算2枚目のフル・アルバムで、基本線はメロディック・スピード・メタル。ただし、イタリアに多いキーボードがフィーチュアされたシンフォニックなタイプではなく、あくまで2本のギターを中心としたリフ主体の音楽で、そのリズムの刻み方といい、どこかスラッシュ・メタル的な突進力を感じさせる(実際、アマチュア時代はMEGADETHやSACRED REICHといったスラッシュ・バンドのカヴァーをプレイし、オリジナルもスラッシュ・メタルにクラシカルな要素を取り入れたものだったそう)。#7のインストをはじめ、テクニカルなギターのフィーチュア度は高い。そしてアレッシオ・ガラヴェロの細めではあるが朗々と歌い上げる勇壮なメロディもなかなか魅力的。特に#1はいいね。ただ、全体的にサウンドが軽い上、楽曲も未整理な部分が目につく(耳につく?)し、何しろドラム・マシンかと思ってしまうほどに味気ない疾走ビートを叩き出すドラマーのプレイにウンザリ。まあ、今後に期待、かな。

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