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AQUARIA
SHAMBALA
84
シャンバラ (2007)

前作発表後、ヴィトール・ヴィエガ(Vo)がかつて在籍していたENDLESSを復活させるために脱退、さらにGのレオ・ゴメスも脱退し、空中分解状態になっていた彼らが、ヴィトールを(ENDLESSと掛け持ちで)復帰させ、さらにUIRAPURU(AQUARIAの前身バンド)のオリジナル・メンバーだったロブ・スクリップ(G)と、ヴィトールが在籍するENDLESSのグスタヴォ・ディ・パドゥア(G)を迎えてツイン・ギター編成となって復活、このセカンド・アルバムのリリースに漕ぎつけた。本作は(前作もそうだったが)コンセプト・アルバムで、彼らのルーツである南アメリカの伝承がベースとなっている。音楽的は前作とほぼ同じで、オープニングのインパクトは前作に譲るものの、全体的には前作で鼻についた過剰なゴージャスさが若干抑えられ、相変わらず楽曲は長めながら、よりメタルとしてタイトに引き締まった楽曲が成長を感じさせる。随所にメロスピ・ファンの琴線に触れるメロディや展開が出てきて楽しめるが、なんとなく個々の楽曲の印象が残らないのは…コンセプト・アルバムだからいいのかな。日本盤ボーナス・トラックは日本のアニメソング界の第一人者、影山ヒロノブと、彼が率いるJAM PROJECTにも参加しているブラジルのアニメソング界の第一人者ヒカルド・クルーズがデュエットしたメロディック・スピード・メタル・チューンで、さすがに堂に入ったアニソンぶり(笑)。こんなことされるとまた「メロスピ=アニソン」とか言われちゃうなあ(苦笑)。

AQUARIA
LUXAETERNA
84

ルクスイテルナ〜永遠の光〜 (2005)


本作は無名の新人のデビュー作にもかかわらず各CDショップに結構な枚数が入荷されており、「何者だ?」と思ったら、こいつらがネット上で話題になっていたUIRAPURUだったのね。ブラジル出身のシンフォニックなメロディック・パワー・メタル、と聞いてすぐに想像がつく通り、ANGRAからの強い影響を感じさせるサウンドである。制作にはそのANGRAのラファエル・ビッテンコート(G)や、サシャ・ピートも関わっており、はっきり言えばBON JOVIにとってのCINDELLERAのような「弟分」的存在か。シンフォニックな装飾は本家ANGRAよりもゴージャスにキラキラとしているし、随所でなかなか強烈な疾走をカマしてくれるとなればマニアが騒がないはずもないが、時折ブラジル音楽的なパートやプログレッシヴなパートを挟む所などはあまりにANGRA的過ぎてちょっと鼻につくかも。劇的なイントロに続く#2「And Let The Show Begin」などは、どんなバンドもこんな曲でデビューしたい!と思うであろう「幕開け」感に満ちた名曲で、なかなか高揚させてくれる。ただ、10分を超える大作の#8を筆頭に、半数の曲が7分超、5分を切っている曲はイントロの#1を除けば1曲だけ、と全体的に曲が長く、アレンジが大仰で展開も濃密である分、聴き疲れすることも否めない。もう少し作品を引き締めてもよかったのではないかと思うが、まあ、この過剰さは若さによるものだろうし、かえってこれくらい「濃い」ほうがいい、という向きもあることだろう。とりあえず最近のこの手の新人にしては珍しく「スケール感」のようなものを感じるので、今後に期待。

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