Home | Information | Review | Archives | Column | Links | BLOG

ホームレビュー>ALL ENDS

ALL ENDS
A ROAD TO DEPRESSION
83
ロード・トゥ・ディプレッション (2010)

前作は本国スウェーデンでスマッシュ・ヒットを記録すると共に、ここ日本でもかなりの話題作なった。そしてLOUD PARK 08への出演、そしてEDGUYの前座として2度の来日も実現。しかし、その後バンドの「発起人」だったはずのエマ・イエロッテ(Vo)がツアー生活になじめないことを理由に脱退。てっきり「後ろ盾」であったIN FLAMES人脈との「接点」であったエマの脱退によってバンドそのものも自然消滅するかと思っていたのだが、後任にヨンナ・セイロンなる新たな女性Voを迎え、引き続き作曲面においてイエスパー・ストロムブラードやビヨーン・イエロッテというIN FLAMES人脈のバックアップを受けて制作されたセカンド・アルバム。正直ツイン・ヴォーカル体制は実力不足だったエマをサポートするために立てられたと思っており、実力のあるティナが残った状況で新たにもう一人Voを入れる必要があったのかは疑問だが、近年多い女性Voバンドとの差別化のために女性2枚フロント、という体制を維持した方が得策と判断したのだろう。前作より生っぽく垢抜けたサウンドになり、洗練の度合いを増したソングライティングもハイクオリティで、メランコリックかつドライヴ感のあるそのサウンドはより幅広い層にアピールできそうな普遍的な魅力がある。前作収録の「Wasting Life」ほどのキラー・チューンはなく、1stシングルとなった#2はアメリカンな曲調で気に食わないが、楽曲の平均点は前作以上。

ALL ENDS
ALL ENDS
85
オール・エンズ (2007)

輸入盤市場を騒がせているIN FLAMES人脈の女性ツイン・ヴォーカル・バンドによるファースト・フル・アルバム。プロデュースはRAGEの作品などで知られるクリスチャン・ウルフ。基本的にはデビューEPの路線を継承したメランコリックながらキャッチーなヘヴィ・ロック/メタル・サウンドを全編に渡って聴かせており、#3と#10はデビューEP収録曲である(日本盤ボーナスとなる2曲も同EPからの楽曲)。#5「Regrets」や#7「Pretty Words」、バラードの#9「Just A Friend」など、よりポップでコマーシャルな楽曲が収録されている一方、最近のIN FLAMESにそのまま女性ヴォーカルをぶち込んだかのようなヘヴィな楽曲も多い。ただ、ポップな曲においてもヘヴィな曲においても哀愁の利いた「強い」ヴォーカル・メロディが際立っているため、散漫な印象はない。ちなみに、女性Voによるメタル・バンドということで「ゴシック」というワードによってこのサウンドを括っている文章も見たことがあるが、ダークでメランコリックでこそあれ、サウンドの持つベクトルはいたって外向的で、ゴシックのように鬱々としたものではないので、そういったサウンドを期待している人は要注意。ただ、そういった些細な好みの違いを吹き飛ばすだけの普遍的な魅力を備えた音楽だと思う。一部で囁かれているように、21世紀のHEARTになれるかもしれない逸材で、僕は一発で気に入りました。

ALL ENDS
WASTING TIME
77
ウェイスティング・ライフ (2007)

IN FLAMESのビヨーン・イエロッテの妹、エマ・イエロッテとティナ・カールスドッテのツイン・ヴォーカルをフィーチュアしたヘヴィ・ロック/メタル・バンドのデビューEP。当初のデモ制作では兄のビヨーンと、IN FLAMESの同僚イエスパー・ストロムブラードが関わっていたそうだが、活動が本格化するにあたり、IN FLAMESと平行して活動するのは困難なためソングライティングという裏方に退くことに。なんかそんな話聞いたことあるな…と思ったらHAMMERFALLですな(笑)。まーぶっちゃけ「お兄ちゃん、あたしもバンドやってみたい」みたいなノリから始まったことは想像に難くないが、さすがは今をときめくIN FLAMESのブレーン2人が作曲を手掛けただけあって、楽曲のクオリティは非常に高く、なんか妙にプッシュされていたHMV池袋サンシャイン通り店の試聴機で聴いた瞬間に「こりゃ売れるわ」と予感しましたね(実際この店ではベストセラーになった模様)。どの曲も非常にコンパクトながら(ほとんどの曲が3分前後)、メロディアス&キャッチー&フック満載で物足りなさは感じない(聴き足りない、という思いはあるが)。裏方に退いた2人に代わってメンバーになったのは元DIMENTION ZEROのフレドリック・ヨハンソン(G)に元EMBRACEDのピーター・モーデクリント(G)という北欧メロデス界の猛者だけに、サウンドはコマーシャルでありながら充分にヘヴィでエッジが効いている。七光りもあるとはいえ、本国スウェーデンのチャートではたちまちTOP10入りしたのも納得のサウンドである。

<Review Indexへ
▲このページのトップへ
Homeへ


Copyright (C) 2004-2011 METALGATE JAPAN All Rights Reserved.