ソフト・ロック (Soft Rock)

【ロック】 ビートルズ登場後の60年代半ばから70年代前半までに数多く登場した、オールディーズのワンパターンなコード進行や曲調から脱却した、洗練されたメロディと豊かなハーモニーを重視した心地よいポップ・ミュージックを指す、日本独自の用語。フォーク寄りのものから、サイケに出自を持つもの、そしてプロの作曲家／アレンジャーによる商業ポップスまでいくつかの傾向がある。長らく軟弱なものとして無視されて（あるいは忘れられて）いた音楽であったが、90年代の日本で、「渋谷系」などと呼ばれていた人々に「再発見」され、多くの名盤が日本で世界初CD化されるといった現象が発生した。