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パンク・ロック (Punk Rock)

【ロック】 1970年代後期、すっかり商業化し、音楽的にも高度化してストリートの若者にとって手の届かないものになっていたロックに対するアンチテーゼとして生まれたムーブメント。初期のロックが持っていた反社会的な攻撃性を表現する、政治的なメッセージ性の強い歌詞や、高度な音楽的訓練を必要としない3コードのシンプルで荒々しいロックン・ロール・サウンドが特徴。

日本では一般に「パンク」といえばセックス・ピストルズやクラッシュを中心とする「ロンドン・パンク」のことを指すが、これはニューヨークで現地の「パンク」を体験したマネージャーのマルコム・マクラレンが、ファッション・デザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッドと組んで(安全ピンや破れたTシャツ、ボンデージといったいわゆるパンク・ファッションは、ヴィヴィアン・ウエストウッドの考案によるものであった)仕掛けたムーブメントである。しかし、その目論見はおそらくマルコムが期待していた以上の成果を挙げ、77年のロンドンでは、セックス・ピストルズの登場によってまさに音楽シーンがひっくり返り、ムーブメントとしては短命に終わったが、ロック史的に「革命」と呼ぶにふさわしい現象になった。

一方、広大なアメリカでは、「パンク」はローカルな動きにしかならず、ニューヨーク・パンクを筆頭に、サブ・カルチャー的な位置付けにとどまった。しかし、そうしたローカルなパンク・シーンは80年代を通じて着実に根付いてゆき、80年代末にはハードコア・パンクがスケーターの少年たちに支持されるようになり、90年代に入ると日本ではメロコアと呼ばれる、メロディック・パンクの一大ブームが巻き起こるのである。

90年代のメロコア・ブーム以降、「パンク」はロックにおけるひとつの様式として、世界的に高い人気と商業的な成功を獲得するようになったが、この現実は、本来パンクが反商業主義的な旗印のもとに登場してきたことを思えば、皮肉な結末と言えるだろう。

 

■ロンドン・パンクの代表作

セックス・ピストルズ / 勝手にしやがれ!

 

ザ・クラッシュ / 白い暴動

 

ダムド / 地獄に堕ちた野郎ども

 

 

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