プログレッシヴ・ロック (Progressive Rock) 【ロック】 60年代後期から70年代にかけて、ロックが単なる若者の反抗の叫びではなく、音楽的な評価の対象として高度化していく過程で誕生したプログレッシヴな(進歩的な)ロック。クラシックやジャズからの影響を取り入れることで、当時ロックに偏見を持つ音楽評論家たちを唸らせた。高度な演奏テクニック、長く複雑な曲構成、変拍子などを多用した複雑なリズムなどが特色。また、クラシック由来の独特な叙情性を持つバンドが多く、日本ではその叙情性と、知的で高尚なイメージに惹きつけられるマニアが多い。70年代中ごろには一通りの方法論が出尽くし、「長く・複雑で・変拍子」というのがひとつの「お約束」として落ち着いてしまい、本当の意味でプログレッシヴな精神性が失われたためにジャンルとしての勢いを失った。ハード・ロックと共に、様式化した退屈なロックの代表として70年代末のロンドン・パンクのムーヴメントによって、多くのアーティストが方向転換を強いられることになった。プログレ。 |
■このジャンルの代表作 |
キング・クリムゾン / クリムゾン・キングの宮殿 |
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イエス / 危機 |
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ピンク・フロイド / 狂気 |
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エマーソン・レイク・アンド・パーマー / 展覧会の絵 |
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ジェネシス / フォックストロット |
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