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ハード・ポップ (Hard Pop)

【HR/HM】 読んで字のごとく、ハードでポップなロック。80年代後半のHR/HMブームの頃にはポップ系のアーティストがハードなギターなどを取り入れるというアプローチも多く見受けられ、そうした音楽が「ハード・ポップ的」と形容されることはあったものの、結局ポップ畑のアーティストが「ハード・ポップ・アーティスト」と呼ばれることはなかった。そういう意味では、基本的にはハード・ロック系のアーティストが、ポップなメロディを取り入れることによって成立する音楽といえる。

こうした方法論の先駆はジャーニーであり、音楽的な見地から言えばハード・ポップは産業ロックと呼ばれる音楽とほぼ同じである。

同じように「ポップでハードな音楽」であっても、音楽性のベースがハード・ロック/産業ロックではなくロックン・ロールやBEATLESなどの流れをくむブリティッシュ・ビートである場合には「パワー・ポップ」として区別される。

そのサウンドはポップであるにもかかわらず、90年代以降は日本とヨーロッパのアンダーグラウンドでしか相手にされない「ポップ(大衆的)」とは言いがたい存在に追いやられた。

 

■このジャンルの代表作

ジャーニー / フロンティアーズ

 

ラヴァーボーイ / ゲット・ラッキー

 

ボン・ジョヴィ / 夜明けのランナウェイ

 

ハート / ハート

 

バッド・イングリッシュ / バッド・イングリッシュ

 

ネルソン / アフター・ザ・レイン

 

 

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