ハードコア・テクノ （Hardcore Techno）

【クラブ・ミュージック】 90年代の初頭に登場した、従来のテクノに比べてテンポの速いマッシヴなビートを持つ、踊りやすいがやや下世話なイメージのテクノ。オランダのロッテルダムでこの手の音楽が盛んだったことから、ブーム時にはロッテルダム・テクノという呼称も誕生、それは当地でガバと呼ばれるよりハードなビートへと発展、さらにはハードコア・パンクとも結びついてデジタル・ハードコア誕生の母体ともなった。日本では伝説のディスコ、ジュリアナ東京でかかっていた音楽、というとある世代の人にはイメージが湧きやすい。ジュリアナのイメージは薄いが、実際は結構かかっていたプロディジーなどもこの流れから登場してきたアーティストである。