ゴシック・ロック (Gothic Rock) 【ロック】 ネオ・サイケから派生したジャンルで、そのサウンドの質感や、メイクを施したバンドのルックスからネオ・サイケや、同じくネオ・サイケから派生したポジティブ・パンクなどと同一視されることも多い。ネオ・サイケは個人の内面に向かっていく音楽であったが、英米を含むヨーロッパ系の人間が内面を掘り下げていった際に必ず行き当たるのが「キリスト教」と、それに基づく「罪」の意識である。この意識をベースに、キリスト教の時代であった中世ヨーロッパ的な暗く荘厳な世界観を表現したものをゴシック・ロックと呼ぶ。先駆的な存在はジョイ・ディヴィジョンやスージー&ザ・バンシーズ、そしてバウハウスといったアーティストであり、彼らのスタイルに、ある種ヘヴィ・メタル的な荘厳なドラマ性を加えることで現在「ゴシック」と呼ばれる典型的なスタイルを築いたのがシスターズ・オブ・マーシーである。90年代に入り、マリリン・マンソンのブレイクによって再びゴシック的なイメージが注目を集めた。 |
■このジャンルの代表作 |
バウハウス / 暗闇の天使 |
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シスターズ・オブ・マーシー / ファースト・アンド・ラスト・アンド・オールウェイズ |
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マリリン・マンソン / アンチクライスト・スーパースター |
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