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エピック・メタル (Epic Metal)

【HR/HM】 エピック(叙事詩)的なメタル。壮大なファンタジーや歴史物語をテーマ/モチーフにした、大仰かつドラマティックなヘヴィ・メタルのことをこう表現する。

欧州では80年代からMANOWARの音楽を形容する際などに「Epic」という表現を使用しており、MANNILA ROADやCIRITH UNGOLといったカルト・バンドが「エピック・メタルの先駆」とされているようだが、本格的に使用されるようになったのは、95年と96年に発表されたVIRGIN STEELEの「THE MARRIAGE OF HEAVEN AND HELL」2部作が欧州のメタル・ファンの間で評判になって以降。

その後RHAPSODYのような、アルバム5枚を費やしてひとつの叙事詩を描き出すようなバンドの登場もあり、日本のメタル・ファンの間でも認知が広がった。

ただし、厳密に音楽性を規定するものではないため、日本のメタル・ファンの間では「メロディック・メタル」や「シンフォニック・メタル」のような、ジャンル名から音楽性が想像しやすいものの方が一般的に使用されることが多い。むしろ、楽曲単位で形容詞的に使用されることの方が多いジャンル名である。

そのため、しばしばブラック・メタルやヴァイキング・メタルに対しても「エピック」というワードが使用されることも多く、「エピック・パワー・メタル」や「エピック・ドゥーム」など、他のジャンル名と組み合わせて使用されることも多い。

 

■このジャンルの代表作

ヴァージン・スティール/
ザ・マリッジ・オブ・ヘヴン・アンド・ヘル・パート2

 

ラプソディ / パワー・オブ・ザ・ドラゴンフレイム

 

 

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