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カントリー (Country Music)

【その他音楽全般】 アイルランドやスコットランドからアメリカに移住してきた移民たちが奏でる出身地の民謡は、時の流れと共に形を変え、カウボーイ・ソングやマウンテン・ミュージック、あるいはオールド・タイム・ミュージックと呼ばれる「アメリカ民謡」的な音楽に発展していった。

それらの民謡的な部分を発展させる形で成立したのがブルーグラスであり、ブルースやゴスペル、ジャズなど、他ジャンルの音楽の影響を受けてポピュラー音楽として大衆化したものがカントリーと呼ばれる。

1920年代あたりからの蓄音機の発達によってアメリカ民謡が大衆音楽化していき、「南部の山岳地帯に住む白人」を意味するヒルビリーに発展。これが時と共に洗練されて民謡色の薄れた「カントリー&ウエスタン」になり、そして60年代には単に「カントリー」と呼ばれるようになった。

ギター、ベース、ドラムという編成を基本に、バンジョー、ドブロ、マンドリン、スティール・ギター、ウッド・ベース、フィドル、ハーモニカなどが適宜加えられ、鼻にかかった独特の歌唱法で歌われる、アメリカ人の心の故郷と呼ばれる音楽である。

1930年代に活躍したジミー・ロジャースなどが元祖と言われ、ブギ・スタイルによるギターの弾き語りで大人気となったハンク・ウイリアムズ、そしてポップスとの壁を取り払ったチェット・アトキンスやウィリー・ネルソンなどが代表的なアーティストとして知られる。

ロックが音楽業界の主流となった60年代半ば以降あまり人気がなくなっていたが、90年代以降、ガース・ブルックスやシャナイア・トゥエイン、リアン・ライムスなど、カントリー・テイストのポップ・ミュージックが再びアメリカで大人気となる。

 

■90年代アメリカで大人気となった新しいカントリー

ガース・ブルックス / アメリカの心

 

シャナイア・トウェイン / カム・オン・オーヴァー

 

リアン・ライムス / ブルー

 

ディキシー・チックス / フライ

 

 

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