ブリティッシュ・ロック (British Rock) 【ロック】 文字通り、英国のロック。ただし、ジャンル名というよりは、イメージや精神性をあらわす用語で、特にパンク・ロック出現以前の英国のロックを指す。もともとアメリカの音楽であるロックン・ロールやブルース、R&Bなどをイギリス人がプレイしたときに滲み出る、英国人ならではのヒネリと皮肉の利いた知的なユーモア・センス、陰のある湿ったメロディなどがその本質とされる。ビートルズやローリング・ストーンズといった、いわばロックの「王道」と呼ぶべきサウンドから、グラム・ロックのようないかがわしい音楽、プログレッシヴ・ロックのような高度な音楽性まで、幅広い音楽性を包含する懐の深さも魅力。渋谷陽一、伊藤政則、大貫憲章という日本の3大ロック評論家が皆基本的にブリティッシュ・ロック派であることに象徴されるように、アメリカン・ロックに比べて通受けする、特に日本ではマニアの多いサウンドである。90年代以降に登場した「UKロック」とは、言葉の持つイメージ/ニュアンスが異なる。 |
■オーソドックスながら「ブリティッシュ」を感じるロックの一例 |
ハンブル・パイ / スモーキン |
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フェイセズ / 馬の耳に念仏 |
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バッド・カンパニー / バッド・カンパニー |
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