AOR (Adult Oriented Rock) 【ロック】 70年代中期、かつてロックに熱狂した若者の世代が大人になるにつれて出現した、大人向けのロック。ジャズやソウルの要素を取り入れた洗練されたサウンドが特徴。 元来アメリカでAudio-Oriented Rock(歪みの少ないギター、シャウトしないヴォーカルによる、「音志向の」ロック)を意味する用語として誕生したが、日本では専らアダルト・オリエンテッド・ロック(大人向けのロック)の略称として使われる。まあ、意味している音は当たらずとも遠からず、である。 ただし90年代以降、欧米ではそうした音はむしろ「アダルト・コンテンポラリー(AC)」と呼ばれるようになり、むしろ80年代に産業ロックと呼ばれた音楽がAORと呼ばれるようになる傾向が見られる。日本ではそれほど明確に使い分けされておらず、世代あるいは個人によって「AOR」という言葉から想起するサウンドが異なるので、AORについて語る際には注意が必要。 また、稀にAORという言葉がAlbum-Oriented Rock(シングルではなくアルバム志向のロック)や、Airplay-Oriented Rock(ラジオのオンエア向けのロック)などを意味している場合もある。 |
■このジャンルの代表作 |
ボズ・スキャッグス / シルク・ディグリーズ |
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クリストファー・クロス / 南から来た男 |
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エアプレイ / エアプレイ |
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ドナルド・フェイゲン / ナイトフライ |
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ドゥービー・ブラザーズ / ミニット・バイ・ミニット |
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シカゴ / 16 |
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TOTO / IV〜聖なる剣 |
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